一度は身につけたい日本の伝統文化・芸能
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写経

「お手本を写し書きする」という行為は、絵画などの芸術分野においては「模写」と呼ばれ自分の作風を確立する上で重要な練習と考えられています。写経は、経典を写し書きにする日本独特の伝統文化で、様々な功徳があるといわれています。写経の歴史とその意味について解説していきます。

写経を始めよう

写経は、仏教の経典を手本にして紙に写し書きするという文化です。写経を続けることで様々な功徳が得られるとされていて、高齢者を中心に行なわれている伝統文化でもあります。

その歴史

写経の歴史は、日本に仏教が普及した奈良時代にまで遡るといわれています。当時、仏教のお寺が各地に次々と建立されていて、経典を必要とする人の数も急増していました。そこで当時の朝廷は、人を集めて写経を大々的に行なわせ製本する「写経所」という部署を作って経典不足を解消したのです。写経はこれ以後も行なわれてきましたが、仏教の宗派が数多く増えてきたこともあり、次第に目的が変化して現代に伝えられていくことになります。

目的

写経のもともとの目的は、「経典のコピー」でしたが現代では「心身を清める修行」としての意味合いを持っています。そもそも経典とは、お釈迦様のありがたい教えを纏めたものなので、写経を繰り返すことでその意味を感じ取りながら学ぶことが出来ると言われています。また、写経を行なう際には姿勢を正して机に向き合うため集中力が身に付く効果が期待できます。

脳の活性化

最近の研究では、写経は脳の活性化に効果があることが判っています。物を書くということは脳に刺激を与えるのに効果的な行為で、お手本通りに写すために視覚やイメージ力を使うことも脳の活性化に効果があります。脳の活性化のための写経テキストなどが発売されていることもあり、写経愛好者の増加は留まることを知らないといえます。

対象となる経典

写経に使われる経典として、一番人気があるのは「般若心経」でしょう。般若心経は宗派を問わず広まっている経典であり、最も判りやすい内容を持っているといえます。般若心経以外では、「法華経」や「正法眼蔵」などが挙げられます。特に法華経では文中で写経することを音読と並べて勧めているため、般若心経と並んで人気の高い写経の経典となっています。

準備するもの

写経を始める際には、「写経用紙」「手本」「毛筆」が必要になります。写経用紙は文具店などでも取り扱われています。手本は、写経用のテキストで充分でしょう。毛筆は筆ペンでも構いません。写経用紙は、薄く経典の内容が印刷されているものや罫線だけ印刷されているものなど様々にありますが、最初のうちは薄く印刷されているものを利用すると良いでしょう。

姿勢について

写経を行なう際には、「正座して机に向かい背筋を伸ばして一字一句に集中する」のが正しい姿勢といわれていますが、現代の住宅事情では畳がない家庭も少なくないので普通の学習机やテーブルで椅子に座って行なっても問題はないといえます。大事なのは、写経に集中する姿勢なのです。

伝統文化
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